ネット界の座敷童を目指します
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さて、函館に着いたからにはまず腹ごしらえ。 駅前角のビル・函館ツインタワーの一階にある「ずん・どう」というラーメン屋さんに入る。 以前ここには、かつて運航していた青函連絡船内で腕を振るっていた料理人が経営するラーメン屋さんがあったはずだが、今回来てみたらこんな小洒落た店構えになっていて驚いた。 店主の記憶によると言う80年代塩ラーメンを食す。んまい。 店を出て左を見ると、通りの向こうに函館山が聳え立つ。 これは登るしかないだろうと思い、駅前の電停から市電に飛び乗り、十字街へ。 いやまあ何度も登ったことはあるんですけどね。 その十字街からロープウェイ駅に向かう道がエラい急坂でキツいのなんの。 ここしばらく、運動はおろか歩くことさえ億劫がっている私にとって、この勾配は何の拷問か将又罰ゲームか。 何はともあれ、往復の乗車券を買って乗り場へ。 この日は丁度飛び石連休の最中の平日と言うこともあって、結構いい時間のはずなのに改札口はもとよりロープウェイ自体もガラガラ。それでもロープウェイは時間通りに函館山の斜面を昇り降りする。 さて出発。するかしないかのうちに、ロープウェイはぐんぐん高度を上げてゆく。 巴とも言われる函館の街並、右手に広がる津軽海峡、そして後背に構える横津岳。 それらは北の青空に、雪をかぶりつつも美しく染まる。 ものの5分もしないうちに山頂展望台に到着。驚いたことに殆ど人が居ない。由緒ある観光名所・函館山にもこういう日があるのかと驚いた。 だーれもいない展望デッキで、(昼間ではあるが)函館市街の俯瞰写真をパチリ。 函館山から降りて来て、次の列車までまだ時間があったので駅までぷらぷら歩いて戻ることにした。その道すがらに赤レンガ倉庫群がある。 赤レンガと言えば横浜にも立派なものが今だ現役で存在するが、こちらも負けては居ないようで、函館山とは打って変わって結構な賑わいだった。 この日は、函館ではなく札幌に宿をとってしまっていた。湯の川や谷地頭の温泉に浸かってみたかったが、札幌の宿のチェックインが21:00と迫っていた為、仕方なしに函館を離れることにする。 「スーパー北斗17号」の人になるべく函館のプラットホームに立った。 思えば、北海道の特急列車に乗るのはこれが初めてだ。北海道の特急列車は札幌近郊を除いて基本的にディーゼルカーである。このスーパー北斗も例外ではなく、床下からディーゼルエンジンのけたたましくも猛々しい轟音が唸りをあげる。眼下に遠ざかる渡島平野を尻目に一気に山を駆け上るその様は、北の大地に鉄路を刻む者のプライドさえ感じられた。 凄いぞスーパー北斗。凄いぞJR北海道。 お天道様はいつしか横津岳の稜線に隠れ、心地よい揺れに私はいつしか寝入ってしまっていた。 ふと目を覚ますとすでに列車は札幌市内に入っていた。函館より積雪が多く、車窓から眺めやる道路は路面がまるで見えていない。 終着・札幌の一つ手前の停車駅である新札幌で降り、地下鉄東西線に乗り換える。ここから11駅目・西11丁目駅の近くに宿はあるからだ。 西11丁目駅までたっぷり20分かかった。これならあのまま札幌駅まで出て、南北線に乗り換えて大通駅、そこからやはり東西線に乗り換えてこの西11丁目駅まで出た方が速かったか。一駅ずつ乗り換えするのが面倒くさかったのである。 それにしても札幌ほど不思議な都会はない。人口190万になんなんとする大都会なのに、このバカみたいな寒さとバカみたいな雪の多さは何なんだ。間断なく降り積もる雪は行き交う数多の人とクルマで踏み固められてアイスバーンになっているし、時折強烈な吹雪が高層ビルの間を吹き抜ける。何故こんな厳しい土地にこれほどの人とモノとカネが集まるようになったのか。全く不思議でならない。 宿は西11丁目駅から正確に7分、狸小路の西の外れ、石山通より少し入ったところにあるホテル「テトラスピリット札幌」。 とにかく歩き&移動が殆どだったので、チェックインを済ませてあてがわれた部屋に入りベッドで横になると、そのまま深い眠りに入ってしまった。 ……まだ続く! PR |
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